このところ、ずっと雨が降り続いていましたが、
昨日は曇りでしたが、なんとか雨が上がりました。
午前中は風も吹いていることから、午後から稲刈りができるのではないかとおもわれ、様子をみていました。
稲がしっかり立っているところは穂も乾いてきます。
しかし少しでも倒れていると、水滴が落ちないので濡れたままです。
昼食を食べる前に、田んぼに入って手と竹を使って稲の穂の水滴を落していきました。
水はあっても、穂が乾いてしまえば何とかなります。
一部の田んぼを除いてはコンバインが入る硬さになっていましたので、
午後から機械で刈ることにしました。
天気予報ではまた土曜日の朝から雨ということ。
それも台風で風も強いということなので、できるだけ今日のうちに刈ることにしました。
田んぼは長雨でほとんどがぬかるんでおり、田植え用の長靴は必須です。

田植え用の長靴は、普通の長靴と違って、足にフィットしてさらにゴムをクロスして足もとにはめることで、ぬかるみでも抜けにくくなっているすぐれものです。
例年なら、田んぼ用の長靴をはかなくても普通の長靴で稲刈りができるのですけどね。
今年はすべての田んぼに水があるので、手刈りした稲をあぜに運ぶのも一苦労ですが、
機械入口、機械が回る隅のスペース、手植えして畦ギリギリに植えているところはもちろん手刈りです。
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やると決めたら少しでも早く刈りたいところですが、今年はイノシシの鉄柵をはずすところからです。
鉄線と鉄棒でとめているので、取り付けは簡単でしたが、これをはずすのは一苦労。
でもこれらの鉄柵のおかげで、イノシシの被害も最小でおさえられたのですから、鉄柵にも感謝ですね!!
機械で刈り始めると、早い早い!!
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みなさんで手植えした田んぼです。 |
刈ったモミは、運搬車で運んで乾燥器に入れていきます。
田植え会で手植えしたところも、本来なら皆さんに手刈りしていただくのが一番なのですが、台風前に刈るチャンスは強しかなく、仕方なく周りを手刈りしたあとは、コンバインで刈りとりました。
この場所は洋子さんが植えたところだな~大きく育ったよ~!
ここはムキンちゃんが植えたところかな・・・
ここはくまさんだ!
手刈りしながらも、皆さんと一緒に田植えをした時のことを思い出しました。
雨の合間の急きょの稲刈りで、みなさんと一緒にできなかったのは大変残念ですが、
ひとりで感慨深く刈らせていただきました。
こちらは土井さんのお孫さんが手植えした稲です。
田んぼのわかりやすい隅でしたので、成長を楽しみに見守っていました。
いつも心にかけていたからか、周りの稲よりも、一回り大きくそだったように思われます。
このひと株は、土井さんと相談し、手狩りして雨の当たらないところで はぜ干しして、近いうちに孫さんと一緒に取りにきてもらうことにしました。
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【ビフォー】6月植えた直後の苗です。 |
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7月にはこのくらいに! |
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【アフター】刈りとるとる直前です! |
ひと株で植えた小さな苗も、なんとお茶わん1杯位のお米になります。
ひとつぶひとつぶ手でもみをむいて、ビンにいれて棒でついて精米できるので、白米として食べられるのです。
ヘッドライトと、懐中電灯で照らしながら、もち米を除いてすべてを刈り終えることができました。
終わったのは夜の8時。
ヘトヘトになって帰宅しましたが、台風の前に刈り終えた安心感と満足感で心は満たされます。
稲の根元は連日の雨で茶色くなっており、台風で稲が倒れてしまうのは目に見えていましたので、なんとか1日の曇りでもすべてを刈り取ることができて本当によかったです。
あとはもち米の田んぼだけです。
もち米は早くに熟れて収穫できる状況になっていましたが、他のお米と一緒に乾燥機にかけることもできず、はぜ干しにするのであれば、わらで束ねる時間も必要です。
またこの天気ではぜ干しにすると、カビがきてしまいます。
もち米の田んぼは1反もないので、倒れてもなんとか手刈りできる量です。
台風が過ぎた後の収穫でもなんとかできるでしょう!!
ほんとによかった~~♪
今離れの1階納屋では、乾燥機が夜を徹して回っています。
はぜ干しのお米は、太陽の光を浴びておいしいですが、
このような天候が続くとだめで、やはり乾燥機がありがたいです。
我が家の洗濯物も、このところ乾燥機に入れてカラッと乾かしていますので
陰干し臭がすることなく、フカフカになってとても気持ちが良いです。
お米もしかり。
人々は自然と共存しながらも、便利な機械を生んでいったのだとおもいますが、
このような雨続きには、特に乾燥機は本当にありがたいアイテムです。
お米の水分量は14..5%以下にならないと、出荷はできません。
乾燥器に入ったままにしていると乾燥が進みます。
湿度が高いので、水分がもどったりもします。
乾燥が足りないままでモミすりをすると、お米がわれてしまいますが、
過乾燥になると、お米の風味、味も悪くなります。
少し送風を送ってから熱を入れるのがポイントのようですが、
乾燥するのも手加減、目加減は欠かせませんね。
おいしいお米をつくるのは、簡単にはいきません。
できた新米を早速たべてみました!
おいしかったですよ~~~!!!
おいしいお米を作りたいですから、できる限り心と手をかけてあげたいと思います。
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