『パンの窯を福山くまの園に!』
という話が持ち上がったのが8月。
いつ?・・・どの場所に?・・・どうやって?・・・
パンは誰が焼くの?・・・
話が出たときには、いろんな疑問が頭をめぐり脳みそはグルグルなりましたが、話が出たということはできるということ。
やるということになるなら、本気で楽しんでやるっきゃない!!

亜弥迦さんが立派な設計図を作成してくださり、土井さんが家にある耐火煉瓦を寄付してくださり・・・
そうこうしている間にあっという間にその時がやって来ました。
亜弥迦さん、ウィンさん、そしてGHSメンバー、カンボジアからKABA子さんが帰国し、ただいまカンボジアの拠点で日本語を勉強中のミャンマー人のゆうじさんも来訪し、窯作り準備が始まりました。
窯作りの準備というのは・・・
くまの園には蔵がありますが、何十年も手付かずだったもの。
江戸時代のものもありました。
いにしえのお宝といえば聞こえはいいですが、
放置したままの誇りだらけの倉庫をなんとかして、パン工房や窯をつくることになったわけです。
まずはそこの掃除、片付けからはいらなくてはなりません。
マスクと手袋をして、ホコリにむせながら総出で片付けました。
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麹を仕込んでいるのではありませんよ。
古いお米が発酵したようになっていました。 |
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カッターでアルミの米収納庫を切断して掻き出しました。 |
実家の蔵とはいえ、心苦しくもひどい状況の場所をそのまま使っていただくことになったわけですが、今、蔵とそのまわりは、皆さんのお陰で生きる空間にかわりつつあります。
今ある空間をどう活かすかを考えたとき、この家も、アジアの子供たちの自立につながる生活の場として活かせるなら、ご先祖さまが大事にしておられた物を捨てたとしても、きっとご先祖様も喜んで下さると信じて一つひとつのものにも『ありがとう。さようなら』と声をかけてお別れしました。
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蔵から出したゴミの山! |
ただいま、サポートメンバーも入れ替わり立ち代り来訪。
くまの園ゲストブック
今後も奉仕メンバーが全国からやってきます。
来月にはスリランカから、パン作りと日本語の勉強にサジーニさんが来訪されることもきまりました。
パン工房はどうなるのか・・・
どんなパンができるのか・・・
予測はつきませんが、とても楽しみです!!
くまの園は、ただいま活気付いております。
手や力などの労働力、お食事や掃除のご奉仕、窯作りのための寄付。
何かを差し出せる方、おまちしておりまする。
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窯の基礎 2日目 |